事業報告
平成17年度事業の成果及び課題
 1 平成17年12月末日までの取組内容[実績]
  • 三国町きっちょんどん豆腐取次ぎ 約5,000円/週
  • 10/10 「おにぎりと味噌汁から食を考える」講師 出倉弘子さん(地元の料理研究家) ラピュタotonaの文化祭イベント
  • そば打ち体験&試食 蔵の辻のそば店とタイアップ ラピュタotonaの文化祭期間中(10/1〜10/16)
  • 食の安全講座を開催「おにぎりと味噌汁から食を考える」(10/10  講師:出倉弘子さん)
  • 世古一穂さんを招いて研究検討会(地域ケアおよびケアサポート春駒にて)
  • 三国町カルナジェラード取次ぎ追加
  • 隣接する町内(京町)にある「うるし屋」そば店の跡の利用方法について相談を受け、武生地域ケアの経験や問題点を教示する(現在、町内の高齢者が屯する施設として事業進行中)
2 現時点(平成18年1月1日現在)での、グループ内での課題、問題点
  • 家賃が高い。
  • 平成17年4月以降12月までは、家主の理解で家賃を安くしてもらっていたが、平成18年の1月からは8万円/月の家賃を要求されており、収支バランス的にあの西武ショップ跡で事業を展開するのは無理と判断した。
  • 類似施設が近辺にできた。
  • 武生地域ケアの役員の一人が他の人たちと組んで近くで「ケアサポート春駒」という類似施設を開設した。競合する可能性がある。
  • スタッフのレイオフ。  常雇いスタッフの賃金が払いきれず、レイオフした。
  • 店舗閉鎖撤退
  • 平成17年4月から11月まで展開してきた西武ショップ跡の店舗を閉鎖した(11月27日)。
  • 18年1月からの家賃8万円/月を支払っていく目途が立っていなかったので12月には閉鎖する予定
  • でいたが、後に入居する方からの強い要望で1ヶ月早く閉鎖することになった。
3 平成18年1月1日以降の取組内容[予定](課題・問題点解決への手段など)

  • 事業規模を縮小する。
  • 賃貸している店舗を11月いっぱいで家主に返し、一旦、ラピュタ創造研究所内に事業場所を退避する。その後、もう少し規模を小さくして再出発する予定である。また、事業内容を再検討する。
  • 事業内容を変更する
  • 事内容を再検討する。漢方薬喫茶店を止め、地区を巡回警邏して回る高齢者の溜まり場にし、そこに漢方飲料が備えておく。
  • 店舗閉鎖にともない、机椅子食器類をラピュタ本部に移動保管
  • 蓬莱町区長役員および商店街役員に武生地域ケア運営の協力を要請
 4 地域を巡回して地域の安全を体制の整備検討
  • 高齢者のパワーを活用し、生きがい創出のため、蔵の辻界隈を中心とした地域の見回り体制を整備するための検討を開始した。
  • 検討の結果、まずは、団塊の世代の人材を活かした取り組みにすることで合意。最初はスモールスタートだが、ゆくゆくは蔵の辻を中心に、中心市街地を範囲とした活動に発展させる。
  • 将来的には、地域の安全確保に加え、地域ぐるみの子育てなど地域の問題を解決するための活動を行う。
  • 近い将来、活動拠点として、蔵の辻の一角に「蔵の辻番所」というスペースを確保したい。
5 今年度末までの目標
  • 地域の見回り組織の結成と活動開始
  • 組織を維持するための諸経費を確保する事業の検討
  • 町内役員および商店街役員とラピュタ本部のスペースを利用して(常設ではないが)月1回の割合で武生地域ケアのこれからのあり方の検討会を開く。
  • 蓬莱町内(できたら蔵の辻区画内)にスペースを確保し、ラピュタ本部から移動する。
  • ホームページの更新は滞っていた。18年度は、ホームページを有効に活用したい。


 本事業では、高齢者が住み慣れた地域で、家族や友人や地域の人たちと共に過ごせるデイサービスやグループホームなどの「地域介護サービス」を提供することを最終目標として、調査、研修、および本格的な事業開始前の初期事業を行った。

平成16年度補助事業の成果及び課題
@調査及び視察
 調査は、高齢者の介護保険の法改正の方向性及び介護サービスの施設となり得る地区内の建物に対して行われた。介護保険法改正案が2月に国会に提出され、介護予防サービスが導入される気配である。地域の保険介護ビジネスの競合者も意外に多く、後発者の武生地域ケアが既存マーケットへ入り込む余地は少ないことがわかった。政府の方針に沿って、介護予防サービスへの進出の方がまだビジネスの可能性があると判断した。また、介護サービスの施設となり得る地区内の建物に対する調査では、表通りに面したところでも、中通りでも、ある程度の補修改修工事を施せば、介護サービスの施設となり得る空き家物件が多くあることがわかった。そのようの物件の中から、最も条件にあった「元だるまや西武タケフショップ」を介護予防サービスにもつながるコミュニティ・レストランの実験オープン場として3月まで借り受けた。
 一方、地域介護サービスの先進地区の視察は、今立ファミリーサポート「ひなたぼっこ」(今立町栗田部)、大野市内の高齢者福祉施設、デイサービス神久ファミリー(今庄町今庄)に対して行われた。どの施設も先発介護サービス施設として地域に溶け込んで活動し、かつビジネスとしても成り立つ経営をしていた。大いに参考にはなったが、相当な自己負担か、行政からの手厚い補助がないと事業が立ち上げられないという印象を得た。

A研修
 研修は、将来的に武生地域ケアのスタッフになり得る人への事業の説明と、東京でのコミュニティー・レストランに関する研修であった。まず、地域の人で、武生地域ケアの事業所のスタッフになり得る数人に本事業の説明と介護技術研修受講の打診をしたが、何人かは既に別の機会に研修をうけていて、介護の資格を持っていた。残りの人は、武生地域ケアで実際に仕事が発生しそうになってから研修を受けたいとのことであった。
 また、NPO研修・情報センター主催のコミュニティ・レストランに関する研修フォーラム『循環型社会形成にむけての「エコ・コミュニティ・レストラン」プロジェクト』に参加した。日本中から、コミュニティ・レストランに関心のある人や実際にコミュニティ・レストランを運営している人たちが参集していたので、質上の運営経営ノウハウを得ることができた。さらに後日、この研修フォーラムを企画したNPO研修・情報センターの世古一穂代表理事には、武生まで来てもらい、実験オープン予定地も含めてみてもらい、細部にわたる指導を受けた。

B実証実験
 コミュニティ・レストラン「癒しの漢方茶房」を実験オープンした。コミュニティ・レストランを介護予防サービスにもつながる場とするために、「元だるまや西武タケフショップ」跡の建物を借り受けて、茶房を実験オープンし、正式オープン時の問題点を探った。地元町内会は協力的で、高齢者への呼びかけを積極的に担ってくれた。「元だるまや西武タケフショップ」跡のシャッターが開いたことへの関心は高く、道行く人が何人も「ここは何ができるのですか」と質問してきた。