ラピュタ創造研究所

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「地域助け合いビジネス塾」  参加記録  2004/8/4(水)19:30〜21:30
会場 福井県中小企業産業大学校 特別教室

『現在の経営の考え方と求められるビジネスのあり方』

ビジネスが捉える顧客像とは?
キーポイントは多様な顧客満足への対応
オンリーワンビジネス〜規模から質〜


講師 (有)シモナカ経営事務所  代表取締役  下中 ノボル

資料:「現在の経営の考え方と求められるビジネスのあり方」「中小企業支援ガイドブック2004」など
■前回とはまた違った視点で、今回もたいへん興味深い内容の2時間でした。これまで数多くのビジネス経営を見てきた下中先生ならではの切り口で、笑いの中にもビジネスへの姿勢を学んだ講座でした。
■以下、第2回目の講座の記録です。聞き取りながらメモしたものですので、若干ニュアンスが違っていましたらお許しください。また、面白い事例紹介も多くて、全部の概要をメモしきれませんでした。お許しを!
【営利企業(既存企業)とコミュニティビジネスの「違い」】
市場原理=質が高く安いものが売れる

既存の商店も、問題解決を提供できなけば流行らない。あらゆるビジネスは問題解決だ。お客さんの持っている問題を解決して、問題解決料をもらう。コミュニティビジネスも地域の問題を解決する。なんら既存にあるビジネスと変わらない。
【既存企業にもある「コミュニティビジネス性」】
(1)既存企業とコミュニティビジネスの関係
一般企業と同じ競争の中で事業を営まねばならない。顧客(市民)に支持されるような、一定レベル以上の商品やサービスを保つ必要がある。儲からないことをしながら、お客さんに満足してもらわなければならない。基本は、みんなが楽しく仲良くあること。横浜市にビーノビーノという団体があって、具体的な目的を持たない団体である。活動する人たちは定年退職などで時間がある。行くのがいやになるような活動になっては駄目。集まることが楽しい、やることがありがとうと言われてうれしい、補助金ではなくお客さんから対価をもらうことが大切。

(2)今日の企業経営の問題点
今日、お客さんを裏切るような企業は続かない。長い目で見れば、お客さんのためになることをする。採算が取れないことはしない企業が多いのも事実だ。例えば、代金の得にくい簡単な修理・少量の配達などはしないとか、顧客の少ない用途やサイズの商品在庫は少ないか在庫しないなど。

    ・細かいサービス、相談、を好まない
    ・バリアフリー化も実質的に進んでいない

東京の老人ホームで、相手のキャリアに応じたサービスを提供するようなところがある。たとえば、昔経営者だった人ばかりを集めて、経営の話をさせるとか。全ての人がチイチイパッパッではなく、過去のキャリアで話が出来る老人ホームなんかはいい。普通企業なら採算が合わなくてしないことだ。
【コミュニティビジネスと「顧客像」】
【事例】
・雨天ならキャンセルOKのテイクアウト弁当屋さん(石川県)
自分の企業には堪えるが、お客さんに喜ばれることは何か? を考えて出てきたアイデア。

・交換返品・無条件OKの地域大型店(沖縄の一番大きいスーパー)
 レシートがなくても、いつでもOK。地元の企業だからやってくれたと喜ばれた。沖縄の企業は沖縄の人を信用したということ。

・障害者施設の授産事業推進センターの設置
 社会参加の機会をつくる。

<追加資料> 2004版中小企業白書
【コミュニティビジネスの活動を開始した重要な動機】
    社会に貢献したかった 32.0
    行政サービスが不十分と感じた 17.9
    現在行っている事業内容
    情報の発信 46.8
    イベントの企画 41.1
    技術・知識の習得支援 36.0
    情報交流の場の管理・運営 29.1
    生活支援サービス 28.8

SOHO従業者の開業の動機
    専業では、「自由に仕事がしたかった」が、副業では「収入を増やしたかった」が最も多い
    コミュニティビジネスが地域および事業代表者に与えた影響
    自分の事業に対する理解者が出現した
    事業に携わることによる自らの充実
    地域内での住民の交流が活発化
    地域の人々の生きがいの創出

事例:名田庄商会:村の季節の移り変わりを伝える農産物の販売をしている。これからは、それに加え、「野山の景色」」「はっぱ」「石ころ」「写真」などを添えて、ふるさとを離れて都会に住む人に提供するよう勧めている。
【コミュニティビジネスの創業準備】
●適切なパートナーが必要。たとえ一人の場合もよき相談相手を見つけよう。また、パートナーが多い場合はこれはこれで問題になる。どうやってリーダーシップをとっていくのか。

●みんなで物事を決めてみんなでやると言うのは、陳腐な答えがでる。24時間のスーパー、元旦からやっている店、ワンマンな社長でしかやれない。みんなで仲良くやらなければならないのが問題。ビジネスは、一部の優れた人が「コレだ!」と言える人がいて成功する。コミュニティビジネスには、『この指とまれ』方式で実施するので、運営はなかなか難しい。生きがいと、お客様の楽しみ。がちがちになってやらないほうがいいと言う気もするが・・・これは、皆さんの選択。しかも、長続きしなくてはダメ。

リーダーになる人が難しい→「みんなが楽しい」+「そこそこ利益を出す」

店はお客のためにある = ビジネスはお客のためにあるが基本
↑いろんなことで迷ったら、まずここに帰ってくること。誰のためにやるのか?

     ●誰に いつ
     ●何を どこで
     ●いくらで

腹をくくったところに、問題解決がある。信用されなければならないということ。近隣で仕事をしていると言うことは、こういうことだ。ミュニティビジネスとは、心と心の絡み合い。そして継続すること。仲良く続ける。そして、いただく対価でビジネスを長く継続させることが大切。

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